ピアノの技術を使って副業しても会社に内緒にできる？

ピアノの演奏ができる会社員の方が、その技術を用いて副業をしていることもあります。もちろん、ピアノではなく、他のギターなどの楽器のケースもありますが、いずれにしても音楽関連の能力は副業をする上で有利に働くでしょう。一般的な飲食店などでアルバイトをしたりするよりは稼ぎの時間単価も高くなるのではないでしょうか。

このページでは、具体的にどのようなピアノ関連の副業を行っている人が多いのか、又、ピアノを使って副収入を得た場合に勤務先の本業の会社にその副業がバレないのかを税理士が解説いたします。

特に、本業の会社の就業規則の中で、副業禁止を規定する項目がある人にはご覧いただきたい内容となっています。

ピアニストの人が行うことができる副業の種類は多くあります。

代表的なものとしては、下記のものが挙げられるでしょう。

１．結婚式場やレストラン、その他のイベントにおける演奏

２．作曲や編曲の依頼を受けて行う副業（クラウドソーシングサービスを利用して受注している人が多くいらっしゃいます）

５．絶対音感を生かして耳コピによる楽譜の作成

４．ピアノの演奏を撮影して動画配信（Youtubeなどで流すわけですから、さすがに顔出しした場合には、本業の会社にはバレるでしょう。）

５．生徒さんにピアノを教える講師業（ストアカやmikke等のサイトを利用して仕事を探す方は多くいます）

これらはどれも、ピアノの技術力が高くないとできないでしょうから、まさにこれまでの自身のスキルを活かした副業となり、始めやすいのではないでしょうか。

演奏の副業となると、決まった時間に必ず指定場所に向かう必要がありますし、反対にピアノ動画配信などですと時間の自由が利くといったように、各々の副業によって自由度が異なるので、そのあたりも考慮に入れて副業選択を行いましょう。

ピアノ関連の副業の種類について説明をいたしましたが、基本的には、本業の会社にバレる確率が低い副業だと言えるでしょう。

その理由は、このページで挙げた副業の場合には、給与所得となるケースが少なく、外部委託の契約になることが多いためです。つまり、事業主として仕事を受注するということです。

この場合には雑所得や事業所得となるのです。稼ぎがかなり大きい場合を除けば、副業なので雑所得で良いでしょう。

雑所得や事業所得の場合には、地方税法に規定されているように、住民税の納付方法について、普通徴収を選択する権利があるのです(確定申告書上で普通徴収を選択します)。普通徴収になると、ピアノ関連の副業から発生した住民税に関して、自宅に納付書を送ってもらうことができるので、会社には何も副業の情報が伝わらないのです。

一方で、給与所得の場合には、お住まいの地域の市役所・区役所・町役場などが認めてくれない場合は普通徴収にできないので、この場合には会社の給与から副業の住民税も天引きされてしまうのです。この場合において、住民税の特別徴収税額決定通知書と言って、会社経由で従業員本人がもらう市役所・区役所等が発行する書面が圧着式などになっていて中身を見えないようになっている場合には、会社は別途の書面で本業と副業の合計の住民税額しか知りえないので、会社は副業に気が付くことはほとんどできないでしょう。

いずれにしても、念のために、雑所得や事業所得となるような、取引先から外注をもらって受ける仕事をした方が副業バレしないということになります。そういった業務委託などの外注の仕事がピアノをはじめとする音楽関連の副業には多いのでここはご安心ください。

ピアノ関連の副業の中でも、オンラインレッスンの副業をする人は増えています。

ピアノを始めたいという方の中でも、オンラインで気軽にスタートしたいという人が以前より多くなっているためでしょう。生徒さんも社会人のために、中々時間が取れないため、こういった需要があるのでしょう。

この場合には1時間いくらなどの金額設定をすることになり、金額を自ら決められるのもメリットの１つとなりますね。自宅にいながら副業をできるというのは、副業として講師をする人にとっても嬉しいことではないでしょうか（もちろん、直接の指導の方が上達は早いのだとは思いますが）。

こちらのページでは、ピアノの副業が会社にバレないかどうか、又、ピアノ等の音楽技術を利用した副業の多様性について説明をいたしました。これから新たなスキルを磨いて経験のない仕事にチャレンジするのも良いことではありますが、既に何らかの技術をお持ちの場合には、それを生かして副収入を獲得することは合理的であると言えるでしょう。

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税理士法人センチュリーパートナーズ

税理士　齋藤一生

東京税理士会　渋谷支部所属　税理士登録番号　122533

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以前1か月ほど停止しましたように、年末調整や確定申告の時期に一時的に受付停止をすることがありますが、なるべく停止しないように致します。